うたかた

オタクの観劇メモです。

「アンクル・トム」覚書

2019年10月18日、23日 観劇

「アンクル・トム」劇中に登場する本の内容について覚書

 

 

「操られた殺人」

トム・バトラー(?)作

アブサンを飲んだ男が女の絞殺(?)する描写がある。

***補足
(※【アブサン…それは悪魔の酒】【完熟トマトを握りしめるように…】という表現が出てくる)
(原稿をケビンが読み上げている途中でトムが「終わった」と呟くために続きは不明)

 

「アンクル・トム」

トム・バトラー(?)作

執筆中のトムが「ハンマーを振り下ろすと…」「4つめの鞘のナイフで女の肩からえぐる…」というような内容を読み上げている。


12人の婦女殺害事件の犯人はレイモンド・チェンドラーで、そのレイモンドが殺害される。12人とレイモンドが殺害された描写が克明で、レイモンドを殺したのは著者であるケビンである証拠ではないか…と世間を騒がす。という物語。
劇中劇中劇中本?

***補足
トムは【この作品をケビンが著者であると設定した本】としてケビンに発表しようとしている。
また、編集長であるマギーもこの企てを知っており、加担しようとしているという。
*
作中にはケビンの生い立ちから現在の状況、レイモンドが殺害した被害者の証拠であるという【血のついた大きなリボン】をバッグに入れている事が描かれている。
またトムとケビン曰わく作中のケビンは「純粋な紳士」で「サッカーに熱くなり、女性と目を合わせられない」のだという。
*
1982年 12人の婦女殺害事件 ラジオで報道されている。
(鋭利な刃物で…の途中でラジオは切られてしまう。12人目の犠牲者はシャーロッテ・ブロンテ(シャーロット・ブロンテ?))
1986年 ラジオの報道でも「未解決」と伝えられている。【現代の切り裂きジャック】と称される。


「ケビンの小説(タイトル不明?)」
4本目の鞘から抜いたナイフで女性を肩から抉るように…という表現をもって殺害する描写がある。

***補足
レイモンドは「本当に面白い」と喜んでいる。また、レイモンドの生花店の端には5本のナイフが飾られていて「父親のもの」なのだという。そのうち左から2番目の1本は鞘だけでナイフが無い。
また、レイモンドが原稿を読んでいると「クリス夫人」から注文した花束をすぐ届けるようにと電話がくる。レイモンドは「嫌な女だ」と言い花束に鞘から抜いたナイフを忍ばせて去っていく。

…というシーンと入れ替わるようにアブサンを飲んだ様子のケビンが現れる。